設立ご挨拶

設立趣旨

キャンパスとまち計画研究所( Institute for Campus and Town Planning )、略称「キャンパスまち研」は、日本建築学会における20年を超える「キャンパス計画、大学とキャンパスの持続可能性、大学と地域の連携によるまちづくり」に関する研究知見を活かし、全国に研究拠点をもつ大学人や、活動に賛同する個人のネットワークによる「チーム」を組織し、その所属を超えた立場でクライアントの皆様と共に、大学や地域の再生と将来の発展に向けて、学会活動では実現できないシンクタンク及びコンサルティング機能を持った実践提案型一般社団法人として活動を開始します。

大学は、優れた人材の育成や創造的・先端的な学術研究を推進する拠点であり、生涯学習や産学連携など地域貢献の実践の場です。大学の資産であるキャンパスを最大限に活用し、教育研究の質の向上を図り、その成果を経済的価値や社会的・公共的価値を生み出すことは大学の使命です。また、地方創生が喫緊の課題となり、地域の知の拠点としての大学には、起爆剤となる科学技術イノベーションの創出も求められています。

一方、その基盤となる大学キャンパスでは、単純に空いている場所に次々と建物整備を行ってしまったことにより、敷地の有効活用の視点を欠いた建て詰まり現象や、利用者の視点を欠いた調和のとれないキャンパス整備などが大きな問題になっています。また、アカデミックプランや経営戦略を踏まえつつ、教育研究環境の質的充実、老朽化する施設の安全性の確保、環境への負荷の低減、地域との連携強化など、取り組むべき課題は山積しています。

私たちは、教育研究基盤であり社会資産でもある大学キャンパスの再生手法を提案し、持続的に環境をマネジメントし、魅力と活力を継続的にもたらす実践的な整備手法の構築を目指しながら、地域に貢献できる環境を、クライアントと共に創りあげていくことを目的とします。

さらに、大学キャンパスの問題だけにとどまらず、成熟型社会・知識基盤型社会における生涯学習空間や公共施設の再編なども対象とし、地域と連携しながら持続可能な地域再生・地域創生の仕組みづくりを提案していきたいと考えています。

平成から新たな時代「令和」を迎えた翌年に、新型コロナウイルス感染症COVID-19が全世界を襲いました。あらゆる大学・地域・公共セクター・企業は、コロナ渦後の社会はどのようにあるべきか、その方向性を見出し、革新を進めていかなくてはなりません。

このような状況の中で大学や地域には、持続可能な開発目標(SDGs)が実現できる世界を目指して、具体的な戦略を早急に立案し行動を開始することが求められています。一般社団法人「キャンパスとまち計画研究所」は、設立の趣意に賛同する個人がフラットな立場で連携・共創し、チームとしての活動を通して、大学や地域の戦略づくりを支援しながら、社会貢献を行っていくことを目指します。

設立経緯

2021年7月1日   

設立時 代表理事   倉田直道(工学院大学 名誉教授)

設立時 代表理事   上野 武(千葉大学 特任教授)

設立時 理事     長沢 護(株式会社 長大 理事)

設立時 監事     斎尾直子(東京工業大学 准教授)