大学の皆様へ

戦略的なキャンパス再生計画の必要性

教育研究活動に支障をきたさないよう、既存施設の適切なマネジメントを確実に実施するとともに、大学の教育研究活動に応じた施設機能の高度化・多
様化を図ることは、大学経営の基本です。機能別分化の推進、教育研究の高度化・グローバル化、地域や社会との連携促進などの大学の戦略実現のため
には、想定しうる教育研究の将来構想を踏まえたキャンパスの目指すべき姿を示す、キャンパスマスタープラン(CMP)の策定が重要です。


CMPには、計画する既存キャンパスの将来像を現実のものとするためにキャンパス整備の優先的課題を明確化し、段階的な整備の枠組みが示されている必要があります。キャンパスの高度化・多様化を進める上で、歴史や伝統を継承する「変えてはいけない部分」と、戦略的に「変えていく部分」のバランスを図りつつ、経営的視点から選択と集中による資源配分を行う道筋を創ることが重要です。

まちのようにキャンパスをつくり、キャンパスのようにまちをつかう

大学経営戦略としての重点投資と、中長期的な負担の軽減を併せて検討し、経営的視点から資産形成と財務的負担を考えることが重要です。新しく造る部分だけでなく、現在保有している施設ストックの環境を点検評価し、その質の向上についても計画していく必要があります。そのためには、アカデミックプランと経営戦略、施設マネジメントの結果などに照らし合わせて、施設ストックの適正規模についても検討していかなくてはなりません。新築増築を考える場合についても、施設整備の後に必要となる将来の経済的負担を考慮しなければなりません。

また、コロナ渦によってオンライン授業と対面授業のハイフレックス化(HyFlex:Hybrid-Flexible)が加速する中、これに対応できる大学施設・キャン
パスの在り方も考えていかなければなりません。

私たちは、上記の課題を実現するための学外支援組織として、特に学内に専門の
施設整備担当部署を持たない大学、建築系学科がなく教職共同での計画立案が難
しい大学におけるキャンパス再生計画の立案を、20年を超える豊富な知見を活
かし、まちづくりの計画手法を加えながらサポートしていきたいと考えています。